妊娠の兆候と生理前の違い
妊娠の兆候と生理前の違い:心身の症状
妊娠の兆候と生理前の症状は非常に似ています。
生理が始まる2〜14日前くらいになると起こる心や体の変化のことをPMS(生理前症候群)と言い、個人差はありますが、中には日常生活に支障をきたすほどの症状が出る人もいます。
このPMS(生理前症候群)と妊娠の兆候は非常に良く似ていて、人によっても症状が様々なので区別しにくいのですが、一応次のような点で鑑別することが出来ます。
【生理前】
・頭痛 ・腹痛 ・腰痛 ・吐き気 ・めまい ・肩こり ・疲れやすい
・イライラする ・おっぱいが張る ・熱っぽい ・憂鬱になる ・眠くなる
・食欲が増すor食欲がなくなる ・・・etc
【妊娠の兆候】
・疲れやすい ・熱っぽい ・吐き気 ・イライラする ・おっぱいが張る
・お腹が張る ・憂鬱になる ・食欲がなくなる ・・・etc
そして、生理前と妊娠の兆候の一番の鑑別点は、PMS(生理前症候群)では生理予定日が近づいてくるにつれて症状が治まってくるのに対し、妊娠の場合は症状がどんどん強くなっていくということです。
妊娠の兆候と生理前の違い:妊娠検査薬
妊娠の兆候と生理前を最も確実に判断する方法は、市販の妊娠検査薬を使うことです。
妊娠検査薬では、おしっこの中に含まれる「hCG」という妊娠ホルモンの有無を調べ、陽性なら「妊娠している」、陰性なら「妊娠していない」と判断することが出来ます。
ただし、妊娠をしてhCGという妊娠ホルモンがおしっこの中に出るようになるのは妊娠4週目頃からですので、それまでは妊娠検査薬を使っても妊娠の兆候か生理前かの判断は出来ません。
また、検査が出来るのは生理予定の1週間後からですので、使い方をよく読み、正しい方法で使用するようにしましょう。
妊娠の兆候と生理前の違い:基礎体温
基礎体温から、妊娠の兆候と生理前を見分けることも出来ます。
【生理前】
基礎体温はいつも通り。特に目立った変化はなし。
【妊娠の兆候】
毎回、生理周期や低温期と高温期の日数がほぼ同じ場合、高温期が16日以上続いているなら、妊娠の可能性があります。
また、高温期が長めの人の場合には、普段の高温期+2日以上高温期が続いているなら、妊娠の可能性があります。
基本的には高温期が16日以上続くと妊娠している可能性があると考えることができますが、妊娠していなくても18日くらい黄体ホルモンを分泌し続けることもあるので、21日以上高温期が続くと妊娠していると考えるのが一般的です。